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メッシュやトレース手法だけに限らず、Illustratorを使う上で役にたちそうなことなどを少しずつ…
 


5項めの「CS2のカラー設定」に修正の追記があります。
ライブトレース

矩形変形と四つ角のポイント



ギャラリーの作品の多くは「矩形変形(くけいへんけい)」と呼ぶ手法でメッシュを操作しています。
これは文字通り「矩形 =長方形」をメッシュオブジェクトに変換後、必要な形状に変形していくものです。下記の「隠れたアンカーポイント」が発生し難いのでメッシュのコントロールが格段に容易になります。
長 方形のオブジェクトをメッシュに変換して操作する方法は相当以前から書籍などで紹介されていましたが、この矩形変形ではさらに「四つ角のポイント(最初の 矩形の4隅--上図赤丸)」の位置をコントロールすることで、図のようにグラデーションの方向をより的確に制御することができます。(下段右は異なる方法 で作成していますが、構造的には矩形変形によるものと同じです。)
Illustratorでの制作はよく「切り絵細工」や「貼り絵」に例えられますが、これに対して矩形変形はどちらかというと「粘土細工」のようなイメージです。
ま た「矩形変形」はベジェ曲線が苦手な方のIllustrator練習法としても適しています。ポイントを置きながらドラッグする必要があるペンツールとは 異なり、メッシュポイントの追加と方向線の操作をそれぞれ単独で行なうため、ベジェ曲線の操作感覚を比較的容易に掴むことができます。

(矩形変形の操作方法は highsideさんのサイトを参照してください。上図の操作手順についてはレクチャーブックの中でも紹介しています。「矩形変形」とは異なる方法でメッシュの流れを制御する独自の手法についてバンバンさんが HP や MdN 誌などで公開されています。)


隠れたアンカーポイント



左の図は「グラデーションメッシュを作成...」で星形のオブジェクトを 3行 × 2列のメッシュに変換したものです。実際に操作してみればすぐ判りますが、このメッシュ内の横向きのラインは方向線操作に素直には追従しません。
オ ブジェクトを選択した状態で「アンカーポイントの削除(追加)ツール」に持ち替えると、その原因である「隠れたアンカーポイント」が現れて削除(や操作) が可能になります。矩形変形では原理的に「隠れたアンカーポイント」はそれほど発生しませんが、やはり確認しながら操作していく方が良いでしょう。
こ の「隠れたアンカーポイント」の存在と操作についてはver.8からユーザガイド(紙)に記述されていましたが(書籍では「イラストレータ教室(アドビプ レス著)」にも記載)、あまり知られてはいないようです。CSではユーザーガイドから消えヘルプのみの記載に変わっていましたが、あろうことかCS2では ついにヘルプから消えてしまいました。

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CS2のドキュメント情報パレット
2-4.gif
上図は以前苦労してダウンロードした英語版(DEMO)のドキュメント情報パレットです。積極的にアナウンスはされていないようですが、このパレットでパスの長さが計測できるようになりました(非常に重いので常時表示しておくのは難しいですが)。


選択グループ編集モード
4-1.gif
オ ブジェクトをダブルクリックするとへんな枠が表示される…と一時話題になっていましたが、これは Illustrator CS2で追加された「選択グループ編集モード」の「境界線」です。macromediaの買収が関係するのかわかりませんが、以前から指摘されていた選択 ツールの使い勝手の向上という面では歓迎できる改善だと思います。

グルー プ化されたオブジェクト(クリッピングマスクや複合オブジェクトなども)を選択ツールでダブルクリックすると、オブジェクトの周囲に上図のような2重線の 境界線が現れます。この状態では、グループ化していないときと同じように選択ツールで個別のオブジェクトを直接操作できます。
入れ子にグループ化されているときは、更にダブルクリックすることで対象のグループを切り替えることができます。解除はオブジェクト以外をダブルクリックするか、枠の外のオブジェクトを選択します。
グループ化されたオブジェクトを選択ツールで選択できるので、そのままツールの切り替え無しにバウンディングボックスを使用することが可能です(もちろん小さな(細長い)オブジェクト全体を選択する際にはグループ選択ツールが有効なのは変わりありません)。

名称がばらばらなのはご愛嬌ですが、コントロールパレットのメニューで「フォーカスモード」にチェックを入れておけば、コントロールパレットからも操作ができます。
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CS2のカラー設定

CS2で下図のようにデフォルト以外のカラー設定を使用すると…

4-2.gif

Illustrator を起動した直後は、新規ファイルを開く際に必ず「プロファイルの不一致」を警告されてしまいます。作業の開始にいきなり「ダメだし」されるだけでなく、上 の「埋め込まれた…保持」のおかげで、うっかりそのまま[OK]するとプロファイルが変わってしまう厄介な状態です。

4-3.gif

さて、ここからさきは自己責任ですが。。(注:4/24追記の手順を参照してください。)
プラグインフォルダのAdobe Illustrator Startup_××.aiをダブルクリックして、上の「ドキュメントのカラーを現在の作業スペースに変換」を選択して[OK]で開きます。
そのまま上書き保存して、このファイルを閉じれば、次回からは上のダイアログは表示されません(バックアップを取ってからお試しください)。


4-4.gif

4/24追記
上記の手順を実施すると、ダイアログは表示されなくなりますが、スウォッチの内容が一度RGBモードに変換されたものに置き換わってしまいます(スウォッチのブラックがカラーパレットでK100%でなくなります)。
tips060424.jpg

本Tipsは次の手順で実施してください(必ずバックアップを取ってからお試しください)。
1.プラグインフォルダのAdobe Illustrator Startup_CMYK.aiをダブルクリックして
(既に以前の手順を実施すみの場合は、バックアップしておいたオリジナルのAdobe Illustrator Startup_CMYK.aiを直接開いて)、「埋め込まれたプロファイルを使用する(作業用スペースの代わりに)」を選択して[OK]で開きます。
2.
「別名で保存...」で保存先にプラグインフォルダを指定します。このあとのIllustratorオプションダイアログの「オプション」で「ICCプロファイルを埋め込む」のチェックを外します(下図)。
tips060424b.jpg

新規ファイルを開く前に、新しいスタートアップファイルを参照させるためにIllustratorを終了して再起動してください。
これで
正常なスウォッチが使用できますが、保存したAdobe Illustrator Startup_CMYK.aiのアイコンがPDFのアイコンになってしまったときには、レジストレーションと白しかないスウォッチになってしまいます(MacOS10.4.5で確認)。この場合には再度バックアップのAdobe Illustrator Startup_CMYK.aiファイルを使用して設定をやり直す必要があります。


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ラスタライズ効果
設定
3-1.jpg
Illustratorはドロー系のアプリケーションですが、ver. 9以降はベクトルオブジェクトに対して、効果メニューから「ぼかし」などのラスタ系の処理が使用できるようになりました。
上図は効果メニューのドロップシャドウを適用したものですが、左のようなピクセルが目立つ状態のままで「Illustratorのぼかしは綺麗じゃないから…」とあきらめていませんか?
「効果メニュー / 書類のラスタライズ効果設定...」の解像度を変更すれば、右側のように滑らかなぼかしにすることができます。( CS2 では「ドキュメントのラスタライズ効果設定...」)

3-2.jpg
解像度の設定変更は該当するラジオボタンをクリックするだけですが、最低でも次の点はおさえておきましょう。

1.使用時のサイズが100%であれば、モニター表示なら72ppi、インクジェットプリンタ出力なら150ppi、オフセット印刷なら300(350)ppiが一応の目安になります。拡大して使用する時はその拡大率にあわせて必要な数値を設定します。

2.この設定はオブジェクトごとではなく、ファイルごとの設定です。

3.ぼかし以外にもピクセレートなど他の効果にも影響します。またガウスのぼかしのようにぼかしの量(半径)をピクセルで指定するものは解像度の設定値を変更すると、ぼかしの大きさが変わります。

4.高解像度側では効果の処理に多くの実装メモリ(RAM)を必要とします。これは仮想メモリでは代替できません。また高解像度に設定したファイルで効果を多用するとファイルサイズが増大します。

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